サガラさん

タワシ職人サガラご兄弟

兄の佐柄真一さん(右)、弟の誠二さん(左)

東京都葛飾区宝町に、老舗のタワシ工房「サガラ」はあります。
大規模な市場にはタワシを置かず、個人規模で運営しています。
工房でタワシを作ってているのは仲の良いご兄弟。
生粋の江戸っ子であり熟練のタワシ職人
佐柄真一さんと、その弟様の誠二さんです。

サガラ流タワシの作り方 写真で工房見学

サガラさんは、一日に多い時では200個のタワシを作っていました。どのような工程を…
tawashinowatashi.com
サガラたわし工房を写真で見学↑

伝統工芸士のたわし職人

真一さんは、昭和21年葛飾区生まれ。

高校卒業後、お父様と叔母様の手ほどきを受けてこの道に入って以来、60年間タワシを作り続けています。

東京都葛飾区が主催する伝統産業館認定の「葛飾区伝統工芸士」です。

伝統工芸の現在 ―都内最後の棕櫚たわし工房

弟様の誠二さんは
もと企業にお勤めになっておられましたが、
兄の手伝いをするようになり、
既にタワシ造り一本の道で十年以上になります。

タワシ業界に限った話ではありませんが、
伝統工芸の職人文化はいま急速に失われつつあります。

大量生産品や機械製のタワシが市場を席巻して久しく、サガラさんの工房はいまや都内で最後の棕櫚(シュロ)タワシ町工房になってしまいました。

佐柄ご兄弟は現在後継者も無く、お二人が都内最後の棕櫚タワシ職人だということです。

新型コロナウイルスの打撃 たわしの売上にも影響

2020年新型コロナウイルス流行の
社会的影響により、

主要な取引先であった
築地や高級割烹(食材や調理具洗いにタワシが適している)からの発注が減少し、
工房の経営も芳しくないのだそうです。

もしこのようなわたしでもお手伝いになるのならば……!
そう思いながらホームページを作り、
タワシの開発に一層尽力している次第です。

all photo by Haco. Thank you.

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